家庭犬のしつけ・訓練・ペットホテル｜和歌山県紀の川市 紀泉警察犬訓練所

　昨日、何時もの様に犬達の朝の運動をしておりました時の事でございます。

　運動コースよりも土手下２００メートル余り先に、鉄骨で出来ておりますイノシシ

　捕獲用の大きなおりのワナが仕掛けてございまして、何気にそのおりの方に眼を

　やりますと何となく何かが動いて居る様に見えます。・・

　よう～く見ますと、やはり何かが動いております。放し飼いの犬がうろうろして

　いるのかな？？それともイノシシが罠にかかっているのかな？？・・

　色合い的にも大きさ的にも、犬にも見えますしイノシシにも見えます。

　運動をしながら見ておりましたが、其れは子供のイノシシの様でございます。

　（この地域の方は、子供のイノシシの事をウリボウと呼んでいらっしゃいます。）

　此の子供のイノシシがおりの周りを行ったり来たりしております・・

　おりの中に捕獲用の餌が置いてあるからでございますが、其のうちに周囲の土を

　掘り始めまして、中にございます餌に手を伸ばしますが思う様に手が届かず、

　一層に大きな穴へと掘りまして其うちに首をも突っ込みまして、わき目も振らず

　一心不乱に其の餌をむさぼっております・・・　人間が近くで犬と一緒に見ている

　事にも気づきます様子もございません。

　この様な光景を眼に致しますのは初めてでございますので、私も其の様子につい

　つい見入ってしまいました・・

　
　どの様な形でございましても、この様に野生の動物（今回はイノシシ）が餌を食

　べております姿を眼に致しますのは皆無に近いと思われますので、お写真を撮ら

　なくては！！

　運よくデジカメをポケットに忍ばせておりましたので、お写真を！　と思いきや

　少々遠すぎまして中々ピントが合いにくく、もたもたと・・・

　そうこうしておりましたら、枯れ草を踏んでしまいましてガサガサと音をたてて

　しまい気づかれてしまいましたが、如何にか１枚撮ることが出来ました。

　拡大致しますとはっきりと判るのでございますが、此のお写真では其れらしき物は

　とても伺えないと思われます。

　（おりの左側のゴマ粒ほどの物体でございますがお判りになりますでしょうか？）

　　

　

　

投稿者 紀泉警察犬訓練所 : 2010年10月 3日 14:20

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