和歌山県 紀の川市 「紀泉警察犬訓練所 スタッフブログ」|大阪 (堺・泉南・岸和田) 和歌山の家庭犬のしつけ・飼い方・ペットホテル情報|

老犬ビーンズ君を振り返って(その2)

そんな訳で、いつも何故だろう?どうしてかな・・・?と思いながらの日々を繰り返し、
月日は流れ、数年が過ぎて行きました・・・

一度目の病気

老犬の場合、何時何が起こるか分かりません!
ある秋の終わり、もしかしたら初冬と言うべき時期だったかもしれません。
いつものようにお預かりをして参りました。その日は食事はよく食べてくれました。
他の犬たちには全く暖房の必要のない気温でしたが、
ビーンズ君の場合は老犬でもあり、
そのうえ痩せていますので暖房を入れ、中には毛布なども入れておりました。

翌朝、運動に出そうとハウスに向いました。
いつもなら近づいてくる気配を察知して
入り口まで出て待っているのですが、その日は出てきておりませんでした。

ハウスに入り、「ビーンズ!お散歩に行こう!」と誘いましても動こうといたしません。
お熱は?・・・体温は?
立てない、というのは異常事態です。皆に緊張と不安が走ります・・・
病院の開くのを待って、いつもの先生にお電話を入れます。
(先生が出てくださるのを待っている時間の、長かったこと!)

容態を詳しくお話しして、すぐに病院へ向います・・・
先生は私たちの到着を待機してくださっていました。
到着するや否や直ぐに精密検査をしました。

診断の結果、「低体温症」と告げられました。
先生からは、さらにこの症状についての詳しい説明もいただきました。

何故このような低体温症が起きたのか?

ビーンズ君の場合、甲状腺機能低下によるものだという事でした。
ビーンズ君には甲状腺機能低下という隠れた病気が存在していたのです。
(加齢につれて、いつの間にか徐々に?この様な病気になっていたのでしょうか…?)
この時、ビーンズ君は14歳くらいだったでしょうか。

飼い主様もこの時まで、甲状腺機能低下という病気を持っていることを
ご存じなかったようです。

この朝、獣医様に診ていただくまでは
ずっと、捻転の手術をしたからだと思っていらっしゃったようです。

そして先生は、
甲状腺のお薬は一生飲ませ続けなければならない、ともおっしゃたのでした・・・。


投稿者 紀泉警察犬訓練所 : 2009年2月10日 17:28

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